画像の組み合わせによるフラッシュ撮影時の見え方|フラッシュプリントのデータ作成のヒント
通常見えるデータと、フラッシュ撮影で見えるデータの組み合わせによっては、仕上がりに影響が出ることがあります。フラッシュ撮影時に、通常見えるデータが完全には消えるわけではないので、通常見えるデータが暗いほうがフラッシュ撮影時のデータを邪魔することが少なくなります。またフラッシュ撮影時のデータが白に近づけば近づくほど発光しやすくなり、黒に近づくほど発光しにくくなります。
1.明るめの通常データと、明るめのフラッシュプリントデータの組み合わせ

通常データ(明るめ)

フラッシュプリントデータ(明るめ)

フラッシュ撮影での見え方
パターン1の実際のフラッシュ撮影時の見え方
フラッシュ撮影したときに、【通常データ】にある木の葉や車などが消えるわけではなく見えます。 【通常データ】の車を見せたくない場合は【フラッシュプリントデータ】の車と位置を重ねる必要があります。
2.明るめの通常データと、暗めのフラッシュプリントデータの組み合わせ

通常データ(明るめ)

フラッシュプリントデータ(暗め)

フラッシュ撮影での見え方
パターン2の実際のフラッシュ撮影時の見え方
フラッシュ撮影したときに、【通常データ】のドレスや肌の明るめの色が影響します。 フラッシュ撮影で【フラッシュプリントデータ】をはっきり見せたい場合は、【通常データ】を暗めにして【フラッシュプリントデータ】を明るめにする必要があります。
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3.暗めの通常データと、明るめのフラッシュプリントデータの組み合わせ

通常データ(暗め)

フラッシュプリントデータ(明るめ)

フラッシュ撮影での見え方
パターン3の実際のフラッシュ撮影時の見え方
理想的な組み合わせです。【フラッシュデータ】の発光部分が、【通常データ】より明るいためフラッシュ撮影ではっきり変化が見ることが出来ます。 変化もA→A’という元ある通常データに発光データが付け加わるため、変化がしやすいデータといえます。
4.暗めの通常データと、暗めのフラッシュプリントデータの組み合わせ

通常データ(暗め)

フラッシュプリントデータ(暗め)

フラッシュ撮影での見え方
パターン4の実際のフラッシュ撮影時の見え方
【フラッシュデータ】の鎧の部分が黒に近いデータのため、フラッシュ撮影時に透けたように見えます。また【通常データ】の傘の部分が白に近いため、フラッシュ撮影時に重なって見えます。