ソーラープリント

SOLAR PRINT

技術概要・取り扱い

ソーラープリントの技術要項や取り扱いについてのご案内です。

技術概要

太陽の光で色が浮き出る!

通常光では不可視で見えませんが、太陽の光を照射するとフルカラーで発色する印刷技術です。フォトクロミックは、自然エネルギーの太陽光で励起し発色し、太陽光線を遮断すると徐々に消色します。

原材料について

ソーラーインクの原材料は、フォトクロミック色素(粉末)がインクの原材料となります。化合物の違いにより、シアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの四原色(CMYK)に発色でき太陽の光に含まれる近紫外線である365nm付近の励起光で強発色します。

取り扱い注意事項

注1:色再現について

縦ラインが通常インク+横ラインがソーラーインクを重ね印刷したものです。通常インク+ソーラーインクデータを同時印刷して総インク量が200%以上になるとにじむ現象がおこります。

フォトクロミック印刷
太陽光照射前
フォトクロミック印刷
太陽光照射後

注2:季節と時間による太陽光線について

ソーラープリントの発色が楽しめる時間帯

発色が再現できる最適の日照時間・時期があります。太陽光の紫外線でフルカラー発色できるソーラー印刷は、1日の紫外線量の強さ・日照時期によって、最高の発色を再現できる最適の時間・時期がございます。下記のグラフの◯が推奨です。

フォトクロミック印刷

1日の紫外線量の変化

・・・推奨時間帯。最高のフルカラー発色が楽しめます。紫外量によって、発色の度合いが異なります。
・・・紫外線量が弱まる為、最高のフルカラー発色100%に対して、10〜30%ほど薄く発色します。

フォトクロミック印刷

月別の紫外線量の変化

夏・冬以外の紫外線量は、月別グラフを参考にして下さい。

フォトクロミック印刷

天候による紫外線量の変化

快晴時の紫外線を100%とした時の紫外線量です。 
フォトクロミック印刷
快晴
100%
フォトクロミック印刷
晴れ
98%~90%
フォトクロミック印刷
薄曇り
約80%
フォトクロミック印刷
曇り
約60%
フォトクロミック印刷
約30%

曇りでも60%の紫外線が降り注ぎますから、季節や時間によっては、十分な紫外線量でフルカラー再現出来ます。

注3:紫外線カットガラスについて

透過

紫外線カット・遮熱効果性能のガラス窓について 
窓際でソーラー印刷を確認する場合、室内は紫外線の透過性が弱まるのでソーラープリントの発色効果が本来より劣る場合がございます。

フォトクロミック印刷

注4:耐候性について

真夏の昼12時を想定した人工太陽で照射検証!

紫外線を5秒間照射(図1)、発色後、55秒間紫外線を遮断し消色させ(図2)、60秒を1クールとして検証した結果、約5760回照射で色の半減が見られました。(図3)連続照射の検証では、半面紫外線を遮断した部分を設けて行った検証の結果、約4~5時間で色の半減が見られました。 

  • 測定条件:人口太陽 照射距離84cm
  • 測定対象:溶剤インクジェットソーラー印刷 合成紙
  • 検証環境:真夏の昼間を想定した人工太陽で照射
フォトクロミック印刷
図1:5秒照射
フォトクロミック印刷
図2:55秒照射
フォトクロミック印刷
図3

ソーラー印刷の発色が半減する連続照射、放置状態はなるべく避けてお楽しみ下さい。

注:上記はインクジェットプリント商材における注意事項となります。オフセット印刷やシルクスクリーン印刷では大きく条件・検証結果等が異なりますので、詳しくはインキの詳細ページでご確認下さい。