フラッシュプリント

施工、設置、使用環境について

施工上の注意

スキージーの使用について

印刷直後や翌日など、揮発が十分でない状態でスキージーなど、エッジが尖ったもので貼り付け作業を行うと印刷面に傷がつく可能性があります。パネルの貼り付けなどの際は、ローラーや刷毛をご使用ください。

メディア(用紙)の再剥離について

フラッシュプリントのメディアはシールタイプですが、再剥離タイプではありません。直接、壁などにフラッシュプリントのメディアを貼り付けた場合、剥がす際に壁紙などがはがれる可能性があります。現状の状態を保ちたい箇所への設置は、別途スチレンパネル等にマウント加工後に施工してください。

フラッシュ撮影

撮影モードついて

撮影モードは「自動」ではなく、「強制オン(強制発光)」にしてフラッシュ撮影してください。「自動」の場合、環境の明るさに合わせてフラッシュ撮影しない場合があります。

スマートフォン機種の違いによる、発光時の見え方の違いについて

スマートフォンの機種によってカメラの性能、性質が異なるため、スマートフォンによってフラッシュ撮影時の見え方が異なります。これは機種のカメラに依存するものとなります。例えばApple iPhoneシリーズとSONY Xperiaシリーズでは、フラッシュプリントの反射効果が異なります。また設置環境(明るさ)によっても異なります。

※Xperiaシリーズは設定でホワイトバランスを「蛍光灯」にすると反射効果が良くなることがございます。

SHARP AQUOS R2 SHV42 Sony Xperia A2 SO-04
フラッシュプリント フラッシュプリント
ともに5.5メートル離れた位置からのフラッシュ撮影時の見え方

撮影距離について

フラシュプリントから1メートル以上離れて、フラッシュ撮影してお楽しみください。距離が近すぎると綺麗に写らない場合があります。また撮影距離が離れすぎると反射輝度は弱くなります。

5.5メートル離れた位置からのフラッシュ撮影時の見え方 9メートル離れた位置からのフラッシュ撮影時の見え方
フラッシュプリント フラッシュプリント
ともにSHARP AQUOS R2 SHV42で撮影
2メートル離れた位置からのフラッシュ撮影時の見え方 4メートル離れた位置からのフラッシュ撮影時の見え方 6メートル離れた位置からのフラッシュ撮影時の見え方 8メートル離れた位置からのフラッシュ撮影時の見え方
フラッシュプリント フラッシュプリント フラッシュプリント フラッシュプリント
ともにApple iPhone8で撮影

設置環境

設置環境の明るさによる見え方の違いについて

設置環境の明るさによってフラッシュ撮影時の見え方が異なります。設置環境が暗いと発光デザインの視認度が上がります。また設置環境が明るいと通常時に見えているデザインが残りやすくなり隠しデザインと混ざって見えることがあります。

デザインデータ フラッシュプリント フラッシュプリント
通常時に見えるデザイン 隠しデザイン
視認するための光源 室内光や自然光 フラッシュ撮影時などの反射光
特徴 環境光の明るさで「色による再現」を認識します。 再帰反射の「光による再現」を認識します。
視認性 明るい空間 昼に見る色と同様、
周りが明るいと視認性が上がります。
昼に見る光と同様、
周りが明るいと視認性が下がります。
暗い空間 夜に見る色と同様、
周りが暗いと視認性が下がります。
夜に見る光と同様、
周りが暗いと視認性が上がります。
フラッシュ撮影時 明色部分 残りやすくなります。
(隠しデザインの見え方に影響が多い)
強く光ります。
暗色部分 見えにくくなります。
(隠しデザインの見え方に影響が少ない)
光が弱まります。
色(通常見えるデザイン)は明るい環境になればなるほど良く見えます​
設置環境の明るさの違いによる、発光時の見え方の違い
光(隠しデザイン)は暗い環境になればなるほど良く見えます
 

異なる明るさの環境下での検証

同じ撮影距離で異なる明るさ(500ルクス前後と1000ルクス前後)でフラッシュ撮影前とフラッシュ撮影後の見え方の違いを検証しました。フラッシュ撮影時に通常デザインが消えるわけではなく、隠しデザインの発光の明るさによって通常デザインが見えにくくなっている、ということがわかります。

デザインデータ 通常用デザイン 隠しデザイン
フラッシュプリント フラッシュプリント
     
照度 通常時の見え方 フラッシュ撮影時の見え方
500ルクス(展示会や商業施設内の明るさ) フラッシュプリント フラッシュプリント
1000ルクス(パチンコ店内くらいの明るさ) フラッシュプリント フラッシュプリント
ともに1メートル離れた位置から撮影
デザインデータ 通常用デザイン 隠しデザイン
フラッシュプリント フラッシュプリント
     
照度 通常時の見え方 フラッシュ撮影時の見え方
500ルクス(展示会や商業施設内の明るさ) フラッシュプリント フラッシュプリント
1000ルクス(パチンコ店内くらいの明るさ) フラッシュプリント フラッシュプリント
ともに1メートル離れた位置から撮影
デザインデータ 通常用デザイン 隠しデザイン
フラッシュプリント フラッシュプリント
     
照度 通常時の見え方 フラッシュ撮影時の見え方
500ルクス(展示会や商業施設内の明るさ) フラッシュプリント フラッシュプリント
1000ルクス(パチンコ店内くらいの明るさ) フラッシュプリント フラッシュプリント
ともに1メートル離れた位置から撮影
デザインデータ 通常用デザイン 隠しデザイン
フラッシュプリント フラッシュプリント
     
照度 通常時の見え方 フラッシュ撮影時の見え方
500ルクス(展示会や商業施設内の明るさ) フラッシュプリント フラッシュプリント
1000ルクス(パチンコ店内くらいの明るさ) フラッシュプリント フラッシュプリント
ともに1メートル離れた位置から撮影

太陽の下での隠しデザインの視認度

周囲の明るさが隠しデザインの視認度に影響を与えます。フラッシュプリントは1600ルクス以下での環境下が推奨です。屋外での設置は屋根の設置などで日光を遮るなど工夫をする必要があります。

フラッシュ撮影時の見え方の違い
フラッシュプリント フラッシュプリント フラッシュプリント
220ルクス 16760ルクス 122,000ルクス
屋内 正面に太陽がある状態の屋外 背面に太陽がある状態

暗い環境下での隠しデザインの視認度

暗い環境下であればあるほど隠しデザインの視認度が上がります。

フラッシュ撮影時の見え方の違い  
フラッシュプリント フラッシュプリント
70ルクス 0ルクス
撮影距離の関係上、70ルクス環境下で視認しづらい隠しデザインが0ルクス環境下でははっきりと見えます。